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網膜症について
目の合併症って?
糖尿病による網膜症と呼ばれ、高血糖により、眼の網膜にある毛細血管が傷つけられて発症します。日本における成人の失明原因の第2位となっています。網膜は光や色の情報を受け取って脳に送るはたらきをする神経細胞が多く存在する薄い膜です。
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どうして目の合併症が起こるの?
網膜には、たくさんの毛細血管が広がっていますが、高血糖状態が長く続くことで毛細血管が傷つき、必要な酸素が行き渡らなくなります。それを補うために新しい血管(新生血管)が作られますが、新生血管はもろく、硝子体内に出血が起こりやすくなります。また、出血すると増殖膜と呼ばれる組織が新生血管周囲にでき、これが網膜を引っ張り、網膜をはがしてしまうことがあります(牽引性網膜剥離)。そのほかにも、網膜の黄斑というところにむくみがあらわれることがあります(黄斑浮腫)。糖尿病網膜症は、自覚症状がないまま進行することが多く、視覚障害があらわれるころには黄斑浮腫や硝子体出血、牽引性網膜剝離などが起こっていると考えられます。視覚障害が進行してしまうと失明に至ります。
目の合併症を防ぐにはどうすればいいの?
糖尿病と診断されたり、糖尿病が疑われた時点で眼科を受診して、糖尿病網膜症の検査を受けることが大切です。血糖管理が良好な人でも年に1回以上眼底検査を行うことが必要とされています。また、すでに網膜症がある人や血糖管理がうまくいっていない人、糖尿病になって10年以上の人は、網膜症の進行リスクが高いので、より短い期間で検査を受けるようにしましょう。
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![作成年月:2021年11月 作成年月:2021年11月](/jp/dounaru-dm/sites/default/files/2021-11/Picture1.png)
作成年月:2023年7月
企画監修:公益社団法人日本糖尿病協会
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